文章力を上げるコツやルール
④読み手に合わせた言葉を使う
「読み手のレベルに合わせて
文章を書く」
例として、初めてプログラミングを学びたいという人が
書店でプログラミングの本を探す時、ぱらぱらと本をめくってみて、
そこに専門用語や数式ばかりが羅列されていたら、思わず
挫折してしまうかもしれませんね。
どうせ選ぶのであれば、なるべく自分が知っている言葉ばかりが
並んでいる本がいいに決まっています。つまり、
プログラミングを知らない人に対してプログラミングの方法を
教える文章を書くのであれば、プログラミングの際に使用される
専門用語ばかりを羅列させてはいけないということです。
どうしても使わざるをえない場合は、注釈を入れて意味を説明
するくらいの気遣いが必要になります。この気遣いがないと、
読み手は、文章を理解することが出来ず、
読むのをやめてしまいます。一方で、概に知識がある人に向けた
情報誌の記事であれば、ある程度の専門用語は使って書いても
構わないということになります。このように、読み手に合わせた
言葉選びをする必要があるということです。
⑤読点の位置に気をつける
読みやすい文章は
常に適切な位置に読天が入っています。
例えばこのような例です。
「私は慌てて道路を渡る人を呼び止めた」
この場合、「慌てて」いたのは「私」なのか「道路を渡る人」なのかが、
明確になっていませんね。どちらとも読み取れます。
適切な位置に読点を置くことで、以下のように、
文章の意図を明確にすることができます。
「私は、慌てて道路を渡る人を呼び止めた」
(慌てている人=道路を渡る人)
「私は慌てて、道路を渡る人を呼び止めた」
(慌てている人=私)
読点ひとつで文の意味が変わってしまいます。
推敲の際に、よく確認しましょう。
⑥一文一義の法則
文章力を手軽に
上げられるテクニック。
「一文一義」それはつまり、
「ひとつの文の中には、ひとつの意味しか
盛り込まない」ということです。
例文として、
「カレーを作るには、にんじん、たまねぎ、じゃがいもを
洗って食べやすい大きさに切り、鍋に油を熱し、
肉と野菜をよく炒め、水を加え、
沸騰したら灰汁を取ります。」
一文一義の法則に従って書き直すと、
「カレーの作り方をご説明します。まずにんじん、たまねぎ、
じゃがいもを洗います。食べやすい大きさに切ります。
鍋に油を熱します。肉と野菜をよく炒めます。
水を加えます。沸騰したら灰汁を取ります。」
このように長い文章で多くのことを盛り込むよりも、
一文一義に従って、短く切った方が文章は
わかりやすくなります。
参考引用元mayonez(キャリアライフスタイルマガジン)