文章力を上げるコツやルール
⑦削って圧縮する。
スマートな文を
作るためにも、冗長な表現は避ける。膨れ上がった
文章は削ってシンプルにすることができる。
例文は以下
「東京という場所はとても人が多い所だ。」
↓
「東京は人が多い。」
「東京」と「場所」と「所」は重複しているので、
削って「東京」だけにまとめます。
「~という」「とても」の表現は、
なくても意味が通るため削ります。
結果、17文字がわずか7文字まで圧縮されます。
削りすぎても温かみや
面白みがない文章になりますが、
冗長すぎても読み手が
飽きてしまいます。
読み手を楽しませる適切な文章量を
心がけましょう。
⑧表現を統一する。
読みやすい文章は
表現が統一されています。
例えば、文章には、「です・ます」調と、「だ・である」調が存在します。
これらの文体をひとつの文章の中に
混ぜないように
気をつけましょう。
例文以下
「お化け屋敷から出た瞬間、ほっとした。」(主観)
「お化け屋敷から人が叫びながら、
次々、飛び出してきた」(客観)
日記や体験談を書くときは、
主観的な表現。
ビジネス文書では、客観的な表現を
使うというように、シーンに合わせた
選択が重要になります。
さらには表記揺れにも配慮が必要です。
例えば、「おなかが空く」「お腹が空く」「お腹がすく」、
「パーティ」と「パーティー」など、
同じ言葉でもひとつの文章の中に
複数の表現が混ざっていると
読み手の集中を
途切れさせてしまいます。
また、WEBコンテンツでは、
検索効率を下げる一因にもなります。
表現を統一して書くようにしましょう。
⑨指示語を減らす
「これ」「あれ」「それ」「どれ」という、
いわゆる「こそあど」言葉のような指示語は、
文章の中で、できるだけ多用しないように
することが賢明です。指示語があると、
文章を読む度にいちいち「それ」って何を指しているんだろう
「あれ」ってなんのことだろう、というように、
頭の中で考えなければいけないため、
文章のテンポを悪くしてしまいます。
小説であればあえて読み手に考えてもらうために
指示語を使う場合もありますが、
情緒豊かな表現よりもわかりやすさや
情報の内容を重視するブログ記事などでは、
指示語を使わずきちんと名詞を出すべきです。
参考引用元mayonez(キャリアスタイルマガジン)