運命を拓く不滅の哲学
怒らず、恐れず、悲しまず、 正直、親切、愉快に、
⭐️潮騒詩集

【吉田翠】「波の音は明けない朝を洗って」”足の下の砂が水にさらわれてゆく 波打ち際でわたしの世界は

古今東西、多くの詩人たちの作品、
     〈潮騒の詩集〉

「波の音は明けない朝を洗って」

波の音は明けない朝を洗って

足の下の砂が水にさらわれてゆく

波打ち際でわたしの世界は

どうしてこんなに小さいのだろう

恐れを美化し続けたいつまでも明けない朝

いったい何に酔った日々を繰り返していたのだろう

不規則に連なる音はやがて

次の崩れる波の音を運び

わたしの憂いと、儚い記憶を持ち去って行った

だからわたしはここに来る

だからわたしは

何も求めずとも良いのだと知るために

ここに来る

〈吉田翠について〉

ABOUT ME
文章bunsho
・1958年生まれ フリーブロガー・趣味〜サーフィン(若い頃) 80年卒業後、薬品会社勤務の後83年脱サラ会社起業~現在に至る。傍ら縁あって出会った天風哲学を独学実践。還暦を機に法人解散しフリーランス活動中。 海とトラッドを愛し笑顔で暮らす。
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