運命を拓く不滅の哲学
怒らず、恐れず、悲しまず、 正直、親切、愉快に、
波待ち物語

【波待ち物語】11話【哲人中村天風】”こんがり娘理沙”登場!”波待ちダンディ”

 「中村天風っていう哲学者みたいな、、。」 

: 「哲学者?」

 (「お疲れ様で~す!」)

 (突然の来客で、

 2人同時に入り口に目をやった!)

 「おう!来たな!」

 「はい!来ましたよ~!」

 (どこか見覚えのあるような、

 長い髪が印象的な

 綺麗な女性が明るく答えた。)

 「フーさん誰かわかる?」

 「いや全然!っていうか、

 見覚えのあるような気も、、。」

 「うわ~!残念だな~!」笑顔。

〈弾けるような笑顔で、

 その綺麗な女性が笑った。)

 「確かに、オレも最初は、

 わかんなかったし!」笑顔。

 (ゴッサンが、からかう

 ような笑顔で笑った。)

 「ワタシですよ!理沙!」

 「理沙って、、、?」

 「理沙ですよ!日向で、

 よく一緒になってた!」

 「マジかッ!?」

 「マジですよ!」笑顔。

 「いやッ!確かに理沙

 のような気はするけど、

 顔が白いッ!」

「だよな!オレも最初、

それでわかんなかったし!」笑顔。

 (ゴッサンが屈託のない笑顔で笑う。)

 「嫌ですよ二人とも!確かにあの頃は、

 色黒のこんがり娘だったけど!」笑顔。

 「全然違うじゃん!言われてみれば、

雰囲気まんま、理沙ではあるな!」

 「正真正銘、理沙ですよ!」笑顔。

「理沙だ!間違いないな!」笑顔。

「理沙、家の方は大丈夫だった?」

 「はい!大丈夫です!旦那も

 飲み会で出てますから!」笑顔。

 「そっか~!いや今日ね、

 フーさんが来るかもって言ったら、

 ワタシも来ますってね!」笑顔。

 (ゴッサンが楽しそうに笑う。)

 「いやいや、何年ぶり?

 って言うか?何で理沙が?」

 「だよな!実は今回、

店を始めるってなって、

 昼はbookcafeで、

夜はBARってなるから、

: 昼のお店の留守番を

 探さないとってなってね!」

 「それでワタシに、今、何してる?って」

 「なるほど!ゴッサンでもよく理沙の事

 思い出したっすね?」

 (ウイスキーストレートと、

 炭酸水を交互になめながら聞いた。)

 「うん!一応、電話番号だけは、

 登録したまんまだったからね!

 ハローワーク出すのも面倒だし、

 携帯の電話番号録ずっと見てて、

 理沙ってあったから、試しに

 電話してみたんだけど、丁度、

今、何にもしてないって言うんでね!」

 「じゃァ、bookcafeの留守番?」

 「そうそう!明後日からね!」笑顔。

 「ワタシも何か飲み物下さい!」笑顔。

 「ジントニックでいい?」笑顔。

 「はいッ!」笑顔。

 「それは楽しみが増えたなァ!」笑顔。

 「でも、ビックリしただろ!フーさん。」

「はい。色が全然白くって、

 めっちゃ綺麗になって、

 髪は長いまんまだけど。」

 「あの頃は、サーフィンばっかで、

 日焼けが抜ける暇もなかったし!」笑。

「そうだよな、いつ行っても居たもんな。」笑。

 「それは、お互い様ですよ!」笑。

 「はい!ジントニック!」笑顔。

 「じゃァ、久しぶりの再会に乾杯!」

 (かんぱーい!)笑顔、笑顔、笑顔。

 「フーさん、入り口ドアのイラスト」

 〈ゴッサンが、ドアに描かれたイラストを

指差して、ニヤリと笑った。)

 「あれッ!これもしかして理沙ッ?」

 「そうッ!もしかして理沙がモデル!」

 「そっか~!でもカッコいいっすよ!

 あの頃そのまんまっすね!」笑顔。

 「ありがとう!

 そんなこと言っても、

 何にも出ないですよ!」笑顔。

 (ジントニックをひと口飲んで、

 理沙が嬉しそうに笑った。)

 「ところでフーさん、

 中村天風の続きを聞こうか?」

「そうっすね!昔話は、

 また今度ゆっくりと!」

 「テンプウ?」

 「【中村天風】って、

: 明治から昭和の時代を生きた哲人でね!」

 「テツジン?」

 「鉄人28号の鉄人じゃなくて

 【哲学者】の方の哲人。」

 「それはわかりますよ!」苦笑。

 「結構、難しい話、してたんですね!」

 「理沙も聞いたらためになるかもよ!」

 「松下幸之助や稲盛和夫、

 日本の政財界の指導者達が

 こぞって師事した

 人生哲学の第一人者で、

 今だと、メジャーに行った

 大谷翔平なんかも心酔してるんだけど、」

 「へぇ~!そうなんだ!」

 (ふたりの目が輝いてきた

 のを見逃さなかった。)

 「そしてっすね!、、。」

 つづく

【中村天風の生涯】

ABOUT ME
文章bunsho
・1958年生まれ フリーブロガー・趣味〜サーフィン(若い頃) 80年卒業後、薬品会社勤務の後83年脱サラ会社起業~現在に至る。傍ら縁あって出会った天風哲学を独学実践。還暦を機に法人解散しフリーランス活動中。 海とトラッドを愛し笑顔で暮らす。
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