運命を拓く不滅の哲学
怒らず、恐れず、悲しまず、 正直、親切、愉快に、
掌編ノベル

【黄昏純情BAR一話②】BARの新装開店にはピッタリのBEPPINsBARの趣きで、、。

 

シンプルな佇まいで、

 

スレンダーなスタイルの真野さん、

 

年齢相応の豊満な美熟女タイプ渡部さん、

 

アスリート体型でメリハリボデイの藤崎さん、

 

 

三者三様に良い歳の重ね方を醸している三人組。

 

BARの新装開店にはピッタリのBEPPINsBARの趣きで、

 

 

一気に店内が華やいだ感じになった。

 

ひと通り店内を見渡したあと、

 

「これ開店祝いです。」

 

 

「おっ!嬉しいなア。」

 

 

Beautiful purple Phalaenopsis orchid flower. Luxury mini Orchidea in basket.

 

 

「素敵な胡蝶蘭で、、ありがとう!」

 

 

「素敵なお店ですね!」

 

渡部さんがつぶやく。

 

 

「ホント!ねぇ、、。」

 

真野さん藤崎さんの二人が同時に頷いた。

 

 

「これはサービスです!」

 

私はお祝いのシャンパンを、

 

それぞれのグラスに注いだ。

 

 

「乾杯の音頭を真野さんいい、?」

 

 

「じゃあ、僭越ですが、ふふふ?」

 

真野さんが戯けた仕草でグラスを手にすると、

 

皆んなそれぞれグラスを手にする、、。

 

 

「黄昏純情BAR、開店おめでとう〜!」

 

「おめでとう〜〜!」

 

 

 

 

 

「ところで郁哉さん、何でまたBARを、、?」

 

「そうそう、、会社は、、?」

 

 

 

「ビックリしますよね、、!

 

会社は法人解散して、

 

今、個人事務所でやってるんですよ!」

 

 

「フリーランスみたいな、、?」

 

 

「そう、そう、、!」

 

 

「奥さんの7回忌も終わったし、、?」

 

「気持ちも落ち着きました、、?」

 

 

「そうなんですよ、、!

 

還暦も過ぎて、体の無理も効かなくなったし!」

 

 

「そうなんですね!全然若く見えるけど、、!」

 

 

「そうそう!見た目だけ辛うじてね!」

 

 

「アハハ。。!」「アハハ、、!」

 

 

 

「年齢の話は止めよう、、!」

 

「そうそう!止めよう止めよう!」

 

 

「アハハハハ、、、。」

 

 

「じゃあ、お酒つくりましょうか?」

 

「、、って、まだカクテルの準備、

 

出来てないからワインでも、、?」

 

 

 

「お願いします、、!」

 

 

 

bartender pouring red wine into a glass in cafe or bar
ABOUT ME
文章bunsho
・1958年生まれ フリーブロガー・趣味〜サーフィン(若い頃) 80年卒業後、薬品会社勤務の後83年脱サラ会社起業~現在に至る。傍ら縁あって出会った天風哲学を独学実践。還暦を機に法人解散しフリーランス活動中。 海とトラッドを愛し笑顔で暮らす。
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