「黄昏一人暮らし」
〜老いを楽しくひとりを生きる〜
〈悩むな、考えよ〉
はじめてお越しいただいた方は、お時間ありましたら私のプロフィールもご覧ください。
最近、道端でよく見かける綺麗な赤い花、
元来、花の名前が苦手で、苦笑。
こういう時にいつも想い出すのは亡き妻の事、
名前のわからない花に出会った時は、
いつも亡き妻に教えてもらっていた。
四季があって、年中色んな花が咲くこの国で、
いつも新鮮な気持ちで綺麗さに驚かされながら、
そして答えのわからないまま年月を重ねるわたしは、
わからない花の名前だらけのままで、老いを重ねる。
近頃では、その方が良いとさえ思っている自分がいる。
わからない花の名前だらけのまま、その都度新鮮に、
「綺麗な花だなあ、名前は何かなあ?」
そしてその都度、「妻が生きていれば聞けたのに」
そうやって生きてる限り、四季折々に花が咲く限り、
わたしはその都度亡き妻の想い出に浸れるのだから。
と、そんなことを思いながら近所を歩いていて、
ふと、何故だかわからないのだけれども、
「初心に帰る」「基本に立ち返る」という言葉が、
脳裏を巡り始めた。苦笑。
【BACK TO BASICS】
この言葉は、これまで生きてきた中で、
もしかしたら一番お世話になった言葉かもしれない。
スポーツをする中で、あるいは勉学に励む中で、
またあるいは、仕事をする中で、生活をする中で、
これまで数多の年月を重ねる中で、数多の壁、
数多の悩みに遭遇する中で、いつもいつの時も、
必ずこの言葉が降りてきて、そしていつも、
必ずその言葉通りに歩み直して、
数多の転換を重ねながらの行きつ戻りつの人生だった。
そして今また、この言葉が降りてきて、今歩む道を、
「基本に立ち返って、原点に立ち返って、初心に帰って」
歩み直しなさいと諭されています。有り難いことです。
と、そんなこんなを書き綴っていると、何やら外で、
けたたましい音が鳴り響いてきて、思わず空を見上げた。
そしてわたしは、しばし空を見上げながら、
「原点に立ち返る」前に、
「童心に帰るのであった。」笑。