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古今東西、多くの詩人たちの作品、
〈潮騒の詩集〉
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「かなしみ」
かなしみ
あの青い空の波の音が聞こえるあたりに
何かとんでもないおとし物を
僕はしてきてしまったらしい
透明な過去の駅で
遺失物係の前に立ったら
僕は余計に悲しくなってしまった
〈詩人茨木のり子”詩のこころを読む”〉が
上梓されたのが1979年茨木のり子52歳のときで、
その第一章にあたる「生まれて」の冒頭で
この現在詩のトップランナー谷川俊太郎の
「二十億光年の孤独」に収められている「かなしみ」
わずか6行2連の短詩ですが、
じっと青空を眺めるさま、
少年(少女)時代のことを
懐かしくも思い起こさせてくれます。
その遠い昔に感じた想いは、、。
短くも深い詩のような気がします。
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