黄昏人の気ままな季節エッセイ
黄昏シーズン
今日も天気が良さそうで一安心。
2日前の「冬支度」から、
昨日今日と「洗濯三昧」の日々が続きそうである。
基本、洗濯は大好きだ!
家事の中でも、掃除と洗濯は、
家の中が爽やかな空気に包まれるので、
ウキウキワクワクしながらやっている。笑。
まあ、掃除については、生業として30年以上も
やってきているので、楽しさの中にも、
その厳しさや辛さも経験してきているから、
もうそれほどウキウキワクワクということも
ないのだけれども。苦笑。それでも自分のための
掃除となると、気楽にやってはいけるので、
それなりに楽しめたりはするのだけれども。笑。
それに比べて、「洗濯」となると、これはもう、
ただただ楽しい!今や「全自動」の時代だから、
小さい子供の頃の、「たらい」に「洗濯板」
っていうのに比べれば、ホントに隔世の感です。
あの頃は「センタク」っていうと、「シモヤケ」
っていう言葉が浮かぶくらいに、ただただ嫌な印象
だけが思い起こされる、そんな時代でした。笑。
かてて加えて、生まれ育った土地柄が寒い山間部
っていうのもあって、「ツララ」や「霜柱」に
囲まれた中での冬の洗濯ほど辛いものはなかった。
どちらかというと「おしん」の世界みたいな。笑。
それでも、中学校に上がる前くらいには、
我が家にも「洗濯機」なるものが現れて、
あの感動は何とも言えないものがあった。
初めて「コーラ」を飲んだ時みたいな、
「何だこの薬みたいな飲み物!」
っていうくらいの衝撃であった!苦笑。
たぶん「ナショナル製」だったと思うけど、
「ナショナル」ってスゲえな!ってくらいには、
こどもごころに染み付いたものである。笑。
今の「ナショナル」はちょっと「中国色」が
強くなり過ぎてあまり好きではないけれども、(余談)
その「洗濯機」何が凄いって、絞り機能付き、
まあとにかく子どもごころに突き刺さった。
それまでは、洗った後の洗濯物一つ一つ、
ひび割れした手の先の痛さを我慢しながら、
よっコラショどっコラショと絞ってたのに、
それからは「洗濯機」の右端に付いた
二つのローラーに挟んでギュッギュッと、
そして絞られた洗濯物が右横に置かれた
洗濯カゴに収まっていくその流れは、
まさに「文明開花」の槌音が聞こえる「昭和」
とともに歩んだ幼少期から青春時代。笑。
それが今や、「全自動」ですよ「全自動」
洗濯物を洗濯機に入れるだけで、洗いから
すすぎから脱水まで、ただただ「時代に感謝」笑。
「昭和」は偉大です!「平成」は偽代です。涙。
まあこの「平成」についてはまたの機会に
書き綴ってみたいとは思っていますが、
何やかやと思いを巡らせながら、今日の「洗濯」も
佳境に入っていってます。そして、見事に洗い上がった
洗濯物ひとつひとつを干しながら、そこはかとない
「満足感」に包まれるひとり老後の詫び人は、
ひとり充たされる「充足感」とともに、
今宵の新洗な毛布に包まれる心地良さに
想いを馳せるのであった。笑。
【冬支度vol2】完