黄昏ナルー編集人・ナルーの気ままなブログ
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昨年春に記したこの記事、
コロナが襲来して早くも2年が過ぎて、
今では元気に通えてるのだろうか?。
コロナ下で上京「ぼっち」が
今の若者の「知られざるトレンド」
なのだというのを目にした。涙。
政府の緊急事態宣言が解除されて、
多くの大人達は会社に戻り、
小中高生たちは登校を再開し、
繁華街にも徐々にですが活気が
戻り始めましたが、しかし今も、
「独りぼっち」で
部屋に居る
若者たちがいます。それは、
この春待ちに待った大学入学のために、
コロナ禍の最中に地方から上京して、
一人暮らしを始めた大学一年生たちです。
多くの大学では、今年は入学式もなく、
授業やサークルの新歓も大半はオンライン。
合格した大学に通う機会はほぼないというのが
現状らしいのです。涙。
昨年の秋、ワタシが
いつものように非常階段の指定席から
夕焼けに染まった空を見上げながら夕涼みをしていると、
その美少女の部屋から、お母さんと二人、出てくるのを
見かけました。どこかに行くのかな?と、ふっと目線を
逸らすように空を眺めていると、
非常扉のドアが開けられて、二人がワタシの前に
現れました。(いつもとは違う状況に戸惑うワタシ。)
するとお母さんが、「あの、明日引っ越す
ことになりましたのでご挨拶に」
「えっウソでしょ!」
「いえ、ホントなんです。この娘も
大学が決まったし、主人も単身赴任辞めて
帰ってくるので、実家を建て替えて
住むようになったんです。」
「そうなんですか!良かったですね!
おめでとうございます!」
ありがとうございます!長い間、
お世話になりました。
主人も居なくて女三人で無用心な中で、
何かあったら同じ屋根の下で
三人とも安心してたんですよ。」
(そのご一家は、同じマンションの
同じフロアの端と端に住まうご近所さんで
ワタシが入居した三年後位に入居されて
まだ娘さんが中学生で、妹さんが小学生だったが、
その後娘さんは地元の県随一の進学校に進学され、
妹さんもこの春には高校受験)
「それにしても良かったですね!
大学はどこに行くんですか?」
「はい!早稲田に推薦入学が決まって!」
「さすがですね!良かったね!学部は?」
「はい。人間科学部に。」
「そうなんだ!将来の方向も
決まってるの?」
「それはまだ。」笑顔。
「うん、それは入って勉強してからだね。」笑顔。
そんなさわやかなやりとりがあって、
次の日、その美少女とご一家は、
住み慣れたマンションを後にされました。
それからのワタシは、その指定席で、
そのご一家のことを思い巡らすのが
ほぼ日課のような状態で、
美少女ご一家ロスのような有様が
この春までずっと続いているような状態で、
そんな中、襲ってきたコロナの惨劇で、
今春入学予定だった早稲田大学や、
東京での生活はどうしてるんだろう?とか、
それこそ我が子のことのように心配で、
ずっと過ごしていたのですが、
コロナ下で上京「ぼっち」が今の若者の
トレンド入りというニュースを見て、
胸が締め付けられるほどの悲しさに
さいなまれています。涙。
それでも、若者達は、同じ境遇の一年生同士、
ツイッターからの発信をきっかけに、
ZOOM〔ズーム)での会話が始まり、
今ではお互いに励ましあいながら、
このコロナ下での前例のない喜びの春を
力強く過ごし始めているということを聞くと、
きっとあの美少女も、賢い彼女のことだから、
力強く歩き始めているのだろうなァと、
少しだけ安堵の気持ちと、何があっても、
頑張るんだよ!の親心のような気持ちが
交錯している今日この頃です。ガンバレ!
一期一会が身に染みる黄昏世代の冬の夜