今から30年ほど前のある午後のお話し！
（ほぼほぼ毎日通っている食堂。）
「マスター！この鳥天定食サイコー！」
「まあねえ！うちの看板商品だから！っていうか、
毎日食べてて、どうしたの急に！」笑。
「いやあ！親しき仲にも礼儀ありでね！
たまには、お世辞の一つも言っとかないとね！」笑。
「あ～！お世辞ね！ってなんだよ！」笑。
「とか言っちゃって、ちょっと嬉しそうじゃん！」笑。
「まぁね、料理人が料理の味を褒められると、
たとえ冗談でも嬉しいもんだよ！」笑。
「そうなんだ！」笑。
「そうさ！」笑。
「ところでマスター！マスター顔広いじゃん！」
「まあ、広いって言うか、長いけどね！どうしたの？」笑。
「いやぁ俺、サーフィンやってみたいんだけど、誰か教えてくれそうな人、知りません？」
「サーフィン？あの海のサーフィン？」
「そう！海のサーフィン！って言うか、
山のサーフィンとかあるの？」
「いやいやないけど！どうしたまたサーフィンって！」
「いやあ！憧れだったんっすよ！サーファー！」
「まあ、わからないでもないけど！
ビッグウエーブ！なんか自由の象徴みたいで
男は一回は憧れたりするよな！」
「でしょ！特に俺、山の育ちだし、
なんか海っていいんですよね！
カヌーとか、ウインドサーフィンとか、
ちょっと柄に合わないけどヨットとか！
特にサーフィンって、ボード一枚で
カッコいいじゃないすか！
昔っからやってみたかったんすけど、
学生時代はバイトばっかで縁がなかったし、
仕事始めてからも、忙しいばっかで、、。
んで、ここにきて、ちょっと時間に余裕も
出来てきたし、いまならいけるかなって、
チャレンジャーでしょ！」笑。
「うん！チャレンジャー！笑。
まあでもいいじゃん！サーファー！」
「ねっ！サーファー！だれか知ってます？」
「ああ、知ってるよ！健ちゃん！」
「健ちゃんって誰です？」
「俺の幼馴染みで、若い頃ずっとやってたのがいるよ！
結構はまってやってたけど、今もやってるかは、、？」
「教えてくれますかねえ？」
「それは大丈夫だけど、今もやってるかなあ？
最近そんな話はまったく出ないからなァ。」
「とりあえず紹介して下さいよ！話しだけでも聞きたいです！」
「いいよ！って言うか、毎日ここ来てるから、多分もうすぐ来るよ！」
「ホントッすか！すげえ！」
（チッ、チッ、チッ、ボ～～ン！）
「ちぃーす！」
「おう、来た来た！」
「どうした？何か気持ち悪いなあ！」
「健ちゃん！まだサーフィンやってる？」
「いやあ～！仕事が忙しくて、ずっとやってないよ！」
「だよな！」
「どうした急に？」
「うん、実は、このフーさんがさあ、サーフィン教えてくれる人知りませんか？って言うんで、健ちゃんの事、今話してたんだよ！」
「あ～！そういう事！」
「無理っすかねえ！」
「う～ん！いやあ～！何か、ワクワクしてきた！」笑。
「健ちゃん、俺からも頼むよ！」
「う～ん、確かにここんとこ、モヤモヤ
することばっか続いてるから、
なんかこう、スカッとしたいんだよね！」笑。
「お願いします！」
「そうさ！たまにはスカッとしてこいよ！
奥さんのこともあるし！」笑。
「そうだな！よし！久しぶりにやってみるか！」笑。
「ありがとうございます！よろしくお願いします！」
「いやあ！こちらこそ！青春時代に帰れて、何か嬉しいよ！」
「波乗り上手く出来ますかねえ？」
「大丈夫！師匠がいいから！（笑）」
「やってやれないことはない！やらずにできるわけがない！」ってね！誰の言葉だっけ？（笑）
ＸジャパンのYOSIKIじゃなかった？笑。
やってやれないことはない。
やらずにできるわけがない。
「やってやれないこと」って、
本当にないんです。
なぜかと言うと、
「あなたに起きる問題」は
「あなたにできること」だからです。
誰もあなたに、
「戦争のない世界にしろ」とか、
「世界一のコンピューターをつくれ」
とか言いませんよね。
それは、
「あなたに起きる問題」ではないからです。
今「あなたに起きている問題」は、
あなたがやる気を出せば
すべて乗り越えられる問題です。
やってみたらあまりに
簡単に乗り越えられるので、
ビックリします。
そんなもんです。人生って！
斉藤一人幸せの名言集 ６４ページより引用 
つづく。
