最近、改めて昼寝の効用というものを、
考えさせられているところである。
人生の黄昏時を迎えて、いろいろと、
仕事の内容や仕組み、取り組み方などを、
大きく変えはじめておおよそ2年余り
経っているのだけれども、ここに来て、
ようやくそのペース配分みたいなものが、
掴めはじめたような実感を感じている。
そしてその中でも、こんな贅沢な時間が
あっていいのだろうかと、そもそも、元来、
貧乏性ゆえの、せっかちで、常に、
動いていないと落ち着かないという性分が、
人生の終盤戦、この黄昏時になって初めて、
お昼の食事の後に、居眠りをしてみたり、
うたた寝をしてみたり、瞑想をしてみたり、
まあ、居眠りも、うたた寝も、瞑想も、
ほぼほぼおんなじようなものではあるけど、笑。
それによって、頭の中はスッキリ掃除されるし、
お腹の中の消化も促進されてるようだし、
目覚めてみると、いたって気分爽快、
頭脳明晰の状態になってる感じもするし、
これがいわゆる【シエスタの効用】とでも
いうやつなのだろう。これまで、
20代から50代までの40年間、
ただ時間に追われて、と言うか、
時間を追っかけて、遮二無二過ごして、
来たのだけれども、人生黄昏時になって、
妻も、両親も旅立って、
そして一人息子も独り立ちして、
もう失うものは何もないとばかりに、
思い切って、仕事の内容や、仕組み、
そして取り組み方などを、一気に、
変えはじめてからのこの2年余、
いつの間にか、すっかりこの、
【シエスタ制度】を導入した生活習慣に、
こころも身体も慣れ始めています。笑。
まあ、導入したというよりも、
自然にまかせて生活しているうちに、
いつの間にかそんな感じになってたっていう、
それだけのことなのではあるのだけれども、
でもそれも、若い頃の色々背負っていた時には、
きっとそんなに自然にはなってなかったと思うけれど、
まあ、これが心地良い間は、このまま続けて行って、
やっぱり、貧乏性や心配性が勝って来て、
もうちょっとあくせくしないと、なんて時が来たら、
ギアを入れ替えて、あくせくするかもしれませんけど、
それまでは、このまま人生の黄昏時、【シエスタ制度】、
導入した生活を続けてみようと思っている今日この頃です。
【シエスタ制度とは】
「長い休憩」という意味で、
昼寝をしなくても、
この時間のことをシエスタと呼ぶ。
シエスタ制度を導入することで、
時間に余裕が生まれ、
昼寝ができることから、
「シエスタ制度=昼寝制度」という意味で、
使われることもあります。
「シエスタ制度の目的」
昼食後はどうしても、
眠気が襲ってきます。
シエスタ制度は眠気と戦いながら
仕事をせずに、あえて昼寝をすることで、
午後の生産性を高めることを目的として、
導入する企業が増えています。
厚生労働省も昼食後の短時間睡眠を
推奨しています。
シエスタとは、もともとスペイン文化の一つで、
「長い休憩」という意味です。