中村天風&池田晶子
怒らず、恐れず、悲しまず、〜悩むな考えよ。
⭐️楽学文章術

【楽学文章術】文章は準備が9割文章力超入門「書ける人だけが手にするもの」第二章

【書ける人だけが手にするもの】齋藤孝(著)

【書ける人だけが手にするもの】齋藤孝(著)

書く力は自分を知る力

話すように書けば、原稿用紙10枚書ける。

「自分の言葉」で伝える

新しい文章教室。

 

 

第二章

 

 

  • 文章は準備が9割
  • テーマは「探すもの」でなく「拾うもの」 
  • 迷わず書ける「事前の準備」 
  • 書くための準備としてまず欠かせないのは、 
  • 「書きたいことを決める」というテーマの設定です。 
  • 本書を読む前から書きたいことがあるとか、 
  • 読み進むうえでアイデアが浮かんだりしたとしたら、 
  • それはもちろん素晴らしいことです。 
  • 自分が「書きたくなる何か」とは、 
  • 他者が「読みたくなる何か」だからです。 
  • 伝えたいという気持ちが 
  • 言葉や行間にあふれている文章は、 
  • それだけで魅力的で、 
  • 「読ませる」ものになるでしょう。 
  • 「ネタ」は向こうから飛び込んでくる 
  • 現時点で書きたいことがない人には、 
  • ぜひ、これから、 
  • 「書きたいことを見つける目」を 
  • 養ってほしいと思います。 
  • なぜなら「書く」という行為は、 
  • あえて書きたいことを 
  • 見つけ出してでも、 
  • 取り組むに値するものだからです。 
  • では、「書きたいこと」は、 
  • どのようにしたら 
  • 見つかるのでしょうか。 
  • 実は簡単です。 
  • 「自分が書きたいネタがどこかにあるはず。 
  • どこにあるだろうか」という素直な目で、 
  • 世の中を見渡してみれば、 
  • 自然と「書きたいこと」が、 
  • 向こうから飛び込んで 
  • きてくれるのです。 
  • 食材を選ぶ料理人のように日常を過ごす 
  • 腕利きの料理人は、いい食材を求めて 
  • アンテナをフルに働かせているはずです。 
  • 「いい食材はないだろうか」と 
  • 考えているから、いい食材に出会う。 
  • 「書くこと」を見つけるつもりで生活する。 
  • ときに立ち止まって世の中を眺める。 
  • 本を読む。 
  • ドラマや映画を鑑賞する、 
  • YouTubeで動画を探す。 
  • ーーーすると「書く材料」は 
  • 自分の日常のいたるところに 
  • 転がっているのだと気づくでしょう。 
  • こうして、自分と世界とのつながりを 
  • より強く感じ「考える人」になる。 
  • これもまた、 
  • 書くことが与えてくれる 
  • 大きなメリットなのです。 
  • 文章力の基本、 
  • 「箇条書き」「メモ書き」 
  • 材料をひたすら並べる「列挙力」 
  • 書きたいことが決まったら、 
  • 自分の内側にある思考や感情を、 
  • 思いつくままに片っ端から 
  • 書き出してみる。 
  • 自分の持ち味は必ず見つかる 
  • 一見、ありきたりなテーマでも、 
  • 材料をたくさん列挙しようと思うと、 
  • 「そういえば、こんなことがあったな」という 
  • エピソードの一つや二つは、 
  • 出てくるものなのです。 
  • 人とは違う「切り口」をつくる 
  • 見せたい断面図を考える 
  • オリジナリティのある 
  • 文章を書くためにも、 
  • 書くためのネタが決まったら、 
  • それをどの角度で書いていけば、 
  • 書く文章がほかとは違う 
  • オリジナリティあふれるものに 
  • なるかを探っていくのです。 
  • オリジナリティのある文章を書こうとすると、 
  • 「斬新なネタを探さなければ」と思う人が 
  • 多いのではないでしょうか。 
  • たしかにネタの新しさというのは 
  • 正攻法のひとつですが、 
  • すでに目の前にあるネタに 
  • 「角度のついた切り口を定める」 
  • 「多くの人とは違う断面図を見せる」 
  • という意識で向き合ってみることも、 
  • オリジナリティの源になるのです。 
  • ちょうどいい「比較対象」を探す 
  • 比較で、強調したいポイントを際立たせる 
  • 書き手の立場をはっきりさせる 
  • 「私は誰?」がすべてのはじまり 
  • すなわち、 
  • 「この文章を書いている、 
  • その私は何者なのか?」 
  • 自分はいったい何者なのか。 
  • どんな立場で文章を書こうとしているのか。 
  • こうした点を事前に明らかにしておくことも、 
  • 実は文章を書きやすくする 
  • 準備のひとつといえるのです。 
  • 属性をひとつだけ選ぶ 
  • 人はみな、 
  • 多面的な存在ですから、 
  • ひとりの人には、 
  • さまざまな属性があります。 
  • その数ある属性のうち、 
  • どの立場から文章を 
  • 書こうとしているのか。 
  • どの視点で考えたこと、 
  • 感じたことを書きたいのか。 
  • 「男性」としてか、 
  • 「30代会社員」か、 
  • 「息子」としてか、 
  • 「父親」として、書こうとしているのか、

     

  • あるいは、語ろうとする対象の 
  • 「専門家」「マニア」「初心者」「ファン」、 
  • として書こうとしているのか。 
  • 読む側にとっても、 
  • どんな立場から書かれた文章であるかが 
  • わかっていたほうが、 
  • 説得力が増すでしょう。 
  • 自分は何者として、どんな立場で 
  • この文章を書くのか。 
  • この点を明確にしながら 
  • 思考を巡らせてみると、 
  • あたかも進むべき道が 
  • 光で照らされるかのように、 
  • 書くべき論旨が 
  • 浮かび上がってくるでしょう。 
  • 書き手の「体温」を伝える 
  • 「うまい文章=いい文章ではない」 
  • 少々つたないところがあろうと、 
  • 書き手の人柄が文章に表れていると、 
  • 読んでいる人は書き手と直に 
  • 触れあったように感じます。 
  • そう感じさせてくれる文章こそが、 
  • いい文章といえるのです。
ABOUT ME
文章fumiaki
・1958年生まれ たそがれヤモメ・趣味〜サーフィン(若い頃) 80年卒業後、薬品会社勤務の後83年脱サラ会社起業~現在に至る。傍ら縁あって出会った天風哲学を独学実践。還暦を機に法人解散しフリーランス活動中。 海とトラッドを愛し笑顔で暮らす。
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