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あの過去も その過去も
重荷な過去は 置いて行こう
忘れたい過去 置いて行こう
足腰弱った身の上に
負担は掛けずに行きましょう
あなたはあなたのままで
行きたい道を歩きましょう
身体は心のままに 心は魂のままに
生き行く道はどれくらいかと
【ランタンの詩】
幼いころは、
右も左も、上も下も、
何もわからなかったし、
わかる必要もなかった気がします。
それが少しずつ歳を重ねるにしたがって、
何となくわかったような錯覚を、
その都度重ねることを繰り返して、
言ってみれば3歩進んで2歩下がるみたいな、
そんなたまごの殻を内側から叩くような日々を、
繰り返してることさえ気付かないような青春の日々、
そうこうしていると、いつの日かまわりの環境が、
思いがけない速さでクルクルと変わっていって、
自分の力だけでは抗いきれない現実に戸惑って、
そうかと思うと、自分の力だけでは
はかり知れないような現実にこころ躍らせたり、
人はそんな現実の日々の積み重ねを人生と呼んで、
少しずつ右が見えたり左が見えたり、
上がうかがえたり、下がうかがえたり、
そうやって少しずつ行く道を照らす灯火を
その手に翳せるようになっていくのだけれど、
人は往々にしてその灯火(ランタン)を、
何処かに置き忘れてしまう生き物のようです。
この世に生を受けて、様々な経験を重ねて、
いつしか青年から壮年、老年へと旅をして、
残された旅路が長いのか短いのか、
それは誰にもわかり得ませんけど、
その旅路の道行を照らす灯火に、
この【ランタンの詩】が、
みなさんのランタンの芯のスペアくらいに、
なってくれたら嬉しいなあ、、。
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