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最も近しいパートナーは自分自身。
だからこそ自分自身に優しく生きる。
その昔、こんな言葉が一世を風靡した。
「タフでなければ生きていけない、
優しくなければ生きていく資格がない。」
あらためて書いてみると、
やはりいい言葉である。
レイモンド・チャンドラーが描いた
探偵フィリップ・マーロウのせりふである。
男の生きる指針として、あるいは、
人間のあるべき指針として一世を風靡した。
ここでの「タフでなければ」は、
ただ単なる物理的強さ(要するに腕力)ではなく、
いやもちろん、即物的強さを否定するのではないが、
「ただ生きる」ために必要な強さは、
”それでも人生に向かう精神の強さ”であろう。
そしてその”精神の強さ”の源となるのは、
”優しさ=思いやりの心”だと信じる。
であるとするならば、どんな資格を得るよりもまず、
”優しさ”という資格を得ることこそが、
人生の要諦であると声を大にして言いたい。
そしてその”優しさ”をまずは自分自身に向けること。
それこそが、いつ幸せが来たとしても感じ取れる「心」
として育つはずだから。
好きな本を読む。
ゆっくり散歩してみる。
質素な食事でも美味しく味わう。
夜はぐっすり眠る。
ゆっくりお風呂に浸かる。
傷つけてくる人からは離れる。
そうやってまずは自分自身をメンテして、
いつも正常な状態を整えておくこと。
最も近しいパートナーは自分自身です。
まずは自分自身に優しく生きて、
次に近しい人から順に優しく生きる。
「ただ生きる」って、そんなところから
はじめてみれば難しくはないかもですね。
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