(ゴッサンは、一息にコーヒーを飲み干すと、
滑らかな口調で話し始めた。)
「「bookcafe&Bar」って、突然だよね!」笑。
「これはね、もうず~とやりたかったことなんだよ!」
「実はね、学生時代に、カフェバーみたいなとこで
ずっとバイトしてたんだけど、それが結構楽しくってね!」笑。
「ゴッサン!地元の超進学校○○出てから、確か、東京の大学
行ったんすよね!サーフィンもその時始めたんでしょ!」
「そうそう!その東京の大学時代にね、ずっとバイトしてたのが、
昼間はブックカフェで、夜になるとブックバーに変身する店でね!」
「オーナーが、もともと出版社に勤めてた人で、作家みたいなことも
やってるような、すっごい魅力的な人でね!」
「それで、ほとんど大学には行かずに、バイトやってるか、
サーフィン行ってるかみたいな!」笑。
「そうなんすか!」笑。
「でも、この歳で、まァお互いですけど、思い切ったですね!」笑。
「うん!思い切ったよ!」笑。
「フーさんも知ってるように、
ずっと家内が難病で、家内の実家にもお世話になってたし、
それもあって、無理が利く、叔父さんの会社に世話になってたんだけど、
その会社も、甥っ子に跡を継がせる道筋も作れたし、家内の方も、
実家のクリニックの跡継ぎの義理の兄さんが帰ってきて、跡を継いだし、」
ここにきて、周りの環境が随分と変わってきちゃったからね!
それに、うちの息子たちも、それぞれ就職して、随分と頼りに
なるようになってきたからね!」笑。
「それで、ここいらで、長年の夢だったお店をってね!」
「人生は一回限りだから!」笑。
「なるほど!じゃあ、奥さんも一緒に住んでるんですか?」
「うん!今は家族全員揃って、ワイワイやってるよ!」笑。
「それが一番ですね!何か嬉しいっすね!」笑顔
「うちもゴッサンとこも、カミさんが難病同士で、
いろいろありましたもんね!」
「そうですよ!人生は一回限りですもんね!」
「オレも頑張ろう!」笑。
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「ところでゴッサン!本はどこにあるんです?」笑。
「あ~!そこそこ!」笑。
つづく。