【天国への電信】
人は皆過去を持ち、
現在があって未来がある
またその時々に出会いがり
別れがある
「天国への電信」は、
そんな永遠の別れとなった
大切な人への”こころの通信”です。
【七回忌法要】
早いものですね、あなたが天国に旅立ってから、
いつしか満六年もの月日が過ぎ去ってしまいました。
お経を聞きながら、改めて脳裏に去来する想いは、
私にとって、あなたという存在がいかに大きなもので、
またその存在を失った悲しみが、
いかに月日を重ねようとも、決してその脳裏から
消し去ることはできないものであるということ。
思い返すと、その出会いは運命的でしたね。
あの日、あの場所に、あの時間に、お互いが
顔を出していなければ、その後、
決して巡り合うことは
なかったであろうあの出会いの瞬間、
その瞬間のことは、もうかれこれ30数年の刻
を経ても、いまだに鮮明に脳裏をよぎります。
まさに私にとって、あなたは運命の人であり、
決して逃れることのできない天命であったような、
いえ、二人の出会いはお互いの宿命であったと、
永遠の別離から満六年の刻を経た今、その想いを
さらに強く感じられたお経の時間でした。
あなたとの出会いがなければ私の人生は、
荒廃の谷間に彷徨う哀れな虚人の人生で
終わったような気がします。あなたの
その無垢で汚れのない魂に触れて、
わたしの魂も真に洗われることが出来、
その魂と魂の触れ合いの人生は、
あなたとの出会いから別離に至るまでの
長いようで短かったその歳月の間、
まったく色褪せることのない時間を
共に過ごすことが出来ましたね。
あなたのその無垢な魂は、私にとっては憧れであり、
そして”永遠の道標”ともなっています。
わたしのような凡俗、凡庸な凡夫にとって、
あなたは天使であり、菩薩でもありました。
”出会ってくれてありがとう”
”支えてくれてありがとう”
”導いてくれてありがとう”
わたしの心の中には、
今も、”永遠の天使”が”永遠の菩薩”が、
しっかりと映し出されていますよ。
これからも、遥か天の国から、
私たちの生き様を、
しっかりと導いて下さいね。
【七回忌】に寄せて、、。