「こんちは〜っす!」笑顔
「いらっしゃいませ!」笑顔
「あら〜!フーさん!」笑顔
「おう!麻衣、久しぶり!」笑顔
「お久しぶりです!フーさん
全然変わんないですね!昔のまんま!」笑顔
「いやいや、麻衣こそまんま綺麗じゃん!」
「また〜!まんまじゃないですよ!」笑顔
(わずか10坪ほどの書店”波待ちダンデイ”の
狭い店内に旧友達の笑顔が溢れた!)
「フーさん、麻衣、ソファーで話そう!」
「了解!」「OK!」笑顔、笑顔。
「二人とも、ホットでいい?」
「いいよ!」「うん!」
(理沙がコーヒーを煎れる)
「フーさん、今日はありがとう!
仕事は大丈夫?」
「大丈夫だよ!麻衣のためなら、
商談の一つや二つ、」笑。
「え〜!ダメだよ〜!」
「冗談、冗談!大丈夫だよ!
今はフリーランスだから、
時間調整は自由に出来るから!」笑。
「もう!びっくりした!でも、
フーさん、そんなところも、全然変わんないね!」笑。
「人間、そうそう変わんないよ!根っこのところはね!」笑。
「そうだね!私は随分暗くなっちゃったけど!」⤵︎
「そうそう!理沙から聞いて、びっくりしたよ!」
「ハイ、ホットお待たせしました!」
(シュガーとミルクを入れる三人)
(コーヒーをひと口飲んで、理沙が微笑みながら、)
「フーさん、麻衣のために今日はありがとう!」
「うん!麻衣、ところで娘さんは、元気になった?」
「ううん、沙耶、あれから、愚痴ばっかり言ってて、
私もそれに釣られて愚痴ばっかり言っちゃうから、
もう、家の中が暗くって、暗くって、
それに、最近は、体調も崩し気味だし」⤵︎
「そっかア、それはマズいな!」
「うん!そんな時に、理沙から電話があって、
一回、フーさんの話聞いてみたらって言うから、」
(腕組みしながら、しばし目を閉じるフーさん)
「うん!じゃあ、今日は、言葉についての話をしようか!」
(三人、同時にコーヒーを一口飲んだ)
「天風さんは、言葉は自分の人生や、
生命に大きな影響を与えるものだと
言ってるんだよ!」
『運命を拓く』第四章「言葉と人生」から
言葉は、人生を左右する力のある哲学であり、
科学であるということがいえる。
だから、どんなことがあっても、
お互いの言葉に注意をしなさい。
つづく。