ブルーに恋して
優しく、強く、晴れ晴れと、
⭐️哲学の巫女

「商い」とは「飽きない」ことだと、商売する人の真っ当な感覚である。「士魂商才」

【巫女の伝言】

「哲学の巫女」

池田晶子女史の言葉

【商いとは、飽きないことだと】

東京証券取引所で立ち働く人々の、

様子がテレビに映る。

巡る電光掲示板を見上げながら、

ブースの間をうようよと

蠢く人々を見るたびに、

私は感じる。

砂糖に群がる蟻みたいだ。

お金はおいしい、お金は甘い。

それが欲しくて人間たちが、

あんなにあそこに群がってくるのだ。

どうしてもそう見えてしまうのである。

東証システムの問題ではない。

仕事して稼いで、

普通に生活できているのなら、

なぜそれ以上にお金が欲しい、

増やしたいと思うのだろう。

なぜ人はお金が欲しいのだろう。

普通そうな主婦が、

フリーターめいた若者が、

株式市場の動向に

一喜一憂している

表情など見ると、やっぱり

みんな変なんじゃないかと感じる。

私の方が変なのだとは、

全然思わない。

たぶん、「仕事」を「ビジネス」と

言い始めたあたりから、

人はおかしくなった。

日々の糧を得るために

地道に繰り返す仕事、

そういう意味合いが、

何か浮ついた、

人生から遊離したものに

変化したのである。

生き馬の眼を抜くような、

他人をあざとく出し抜くような、

そういうニュアンスが

すでにそこには感じ取れる。

「ビジー」なのが「ビジネス」だという、

その通りである。

要するにそれは、

「仕事」ではなくて

「金儲け」である。

きょうびの人が「ビジネス」という時、

はっきり「金儲け」と言っていると

私には聞こえる。

「ビジネスチャンス」とは、

「一攫千金」のことである。

じじつ若い人たちなど、

仕事とはすなわち

金儲けのことだと、

今や疑っていないように思う。

したがって、

仕事をするその基本的な構えは、

「何かウマイ話はないか」。

いきおいそれは、

ギャンブルに似たものに

なってゆく。

ウマイことやって、

「一山当てよう」

私の従事している仕事など、

どう間違えてもビジネスになど

なりようがない。

だからこそ、

そういう考え方が

いかに狂っているかが

よくわかる。

私にとっての仕事とは、

お百姓さんのそれに同じである。

原稿用紙という田んぼに、

一本一本言葉の苗を

植えてゆく。

その日々の繰り返しに

飽きないことである。

「商い」とは、

「飽きない」ことだと、

尊敬する老職人から

聞いたことがある。

商売する人の真っ当な

感覚のはずである。

『知ることより考えること』引用

【士魂商才】

上の文章にある、

人はなぜお金が欲しいんだろう。

と言う問い、

確かに、その疑問、

わからなくもないことではあるけれど、

返してみると、たしかに、

人の三大不幸と言われる、

「病い」「煩悶」「貧乏」、

うちの「貧乏」、これはたしかに、

たとえば「貧しさの底」の経験をした人、

からしてみれば、決して「貧乏」は、

しないと思い定めて、その反動で、

「お金儲け」に血道を上げることも、

あながち全否定できるものではない気もするし、

ましてや「商い」そのものが、

需要と供給で成り立つものでもあるので、

そこに「需要」があって、上手く

「供給」がはめられて、結果として、

「お金儲け」に成功したとするのなら、

もちろんそれは否定出来るものではないし、

まあ、縷縷考えてみるに、

基本、仕事して稼いで、

普通に生活できて、

その上で、「転ばぬ先の杖」ではないけど、

「お金」はあって困るものではないし、

もっと稼ごうと思うことは、

決して悪いことではないと思うけれど、

やはりそこには、一定の節度みたいなもので、

豊かな心がベースにないと、

誤った道へと進みかねない危惧は残るかな。

かの渋沢栄一が唱えたという、「士魂商才」、

あるいは、出光興産創始者

出光佐三の言う「士魂商才」、

生活を質素にしたり、我々が経費を節約する

というようなことは金を尊重することで、

奴隷になることではない。

それからまた、合理的に社会・国家のために、

事業を経営してそして、

合理的に利益を上げる。

これは金を尊重することだ。

しかしながら、昔の商人のように、

人に迷惑をかけようが、

社会に迷惑をかけようが、

金を儲けりゃいい。

これは金の奴隷である。

それを私はとらなかった。

しかし、私は金を尊重する。

昔の侍が金を尊重することを

知っておったならば、

私の先生が私に書いてくださった

額にあるように、

「士魂商才」、

侍の魂を持って、

商売人の才を発揮せよ。

この士魂商才が武士によって、

発揮されて、日本の産業は、

明治時代に外国のいいところを

採り入れて、立派な事業家が、

たくさん出たと思うのです。

〈出光佐三 談〉

ABOUT ME
大塚文彰
・1958年生まれ //・ブルー愛好家//・趣味〜サーフィン(若い頃) 80年卒業後、薬品会社勤務の後83年脱サラ会社起業~現在に至る。傍ら縁あって出会った天風哲学を独学実践中!還暦を機に法人解散しフリーランス活動中。 60代一人暮らしを笑顔で暮らす。
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