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⭐️潮騒詩集

【自分の感受性くらい】茨木のり子(作)ぱさぱさに乾いていく心を人のせいにはするな

古今東西、多くの詩人たちの作品、
     〈潮騒の詩集〉

〈自分の感受性くらい〉

ぱさぱさに乾いていく心を

人のせいにはするな

みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを

近親のせいにはするな

なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもがひよわな志しにすぎなかった

駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ

茨木のり子(ペンネーム)

1926年6月12日大阪府大阪市生まれ。
2006年2月17日(79歳没)

詩人、エッセイスト、作家、脚本家。

代表作
「見えない配達夫」「鎮魂歌」
「自分の感受性くらい」「倚りかからず」など。

ヒューマニズムに溢れる詩風で知られる。
そのていねいな暮らしぶりは、死後もなお、
多くの人の憧れの対象となっている。
凛としてありのままに生きた茨木のり子。
その詩を読めば、私たちはもっとシンプルに
まっすぐに生きることができるかもしれない。
〈「別冊太陽」より引用。〉

ABOUT ME
大塚文彰
・1958年生まれ ・孤低の黄昏ブロガー・趣味サーフィン(若い頃) 80年卒業後、薬品会社勤務の後83年脱サラ会社起業~現在に至る。傍ら縁あって出会った天風哲学を独学実践中!還暦を機に法人解散しフリーランス活動中。 60代一人暮らしを笑顔で暮らす。
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