運命を拓く不滅の哲学
怒らず、恐れず、悲しまず、 正直、親切、愉快に、
波待ち物語

【波待ち物語】第六話{一冊の本とそれにまつわるものを販売する書店波待ちダンディ}

一冊の本と、それにまつわるものを販売する書店

「ところでゴッサン!本って、
この”湘南スタイル”だけっすか?」

(あらためて店内を見渡しながら、
何気に聞いてみた。)

(見渡すといっても、ほんの5,6坪ほどの
狭い空間ではあったが)

「そうだよ!今は、”湘南スタイル”だよ!」

「マジっすか!まだ届いてないんすね!」笑。

「いやいや!今週はこれだけだよ!」笑。

「へぇ~!そうなんすか!、、あれっ!
このTシャツ、かっこいいっすね!」

(ショーケースの中に綺麗に並べられた
Tシャツが目に入った!)

「出して、見ていいよ!」

「うわっ!これすげ~カッコいい!」

「いいだろ!オリジナルだよ!」

「なんか!わたせせいぞうの世界観っすね!」

「うん!その”湘南スタイル”の世界観を
イラストに仕上げてもらったら、
何かちょっと、わたせせいぞうっぽく
なっちゃったんだよ!」笑。

「なるほど!でもカッコいいっすよ!
海と、ワーゲンと、サーフボード
まんま、湘南スタイルですね!」

「うん!予想以上にいい感じに
仕上がったから、良かったよ!」

「このイラスト、プロに頼んだんすか?」

「いやいや、そんな予算も掛けれないし、
ちょっと、ツテを頼って、芸短の学生に
頼んでみたんだけど、その子がすごい
才能豊かで、びっくりしちゃったよ!」

「いや、これはすごいっすよ!」

「だよなっ!ホントいい子にめぐり合ったよ!」

「でもゴッサン!本は一冊だけなんすか?」

「そうなんだよ!この店のコンセプトが、
一冊の本と、それにまつわるものを販売する書店
っていうことで始めたからね!」

「なるほど!なんか渋いっすね!」

「うん!実際、東京の銀座に、”森岡書店”っていう
そのコンセプトでやってる書店があるんだけど、
それが結構、イケてる店でね!やるならそんな店
にしようって思っててね!」

「へぇ~!そうなんすね!でもいい感じっすよ!
オレは好きですね!こんな感じの店!」

「うん!ありがとう!まァ、楽しみながらやるよ!」笑。

「でも、ホント思い切ったっすね!ゴッサン!」笑。

「うん!カーネル・サンダース見習ったよ!」笑。

「ケンタッキーっすね!確か、65才で始めたんすよね!」笑。

「そうそう!まだ60才だからね!負けられないよ!」笑。

「そうっすね!オレ、毎日、顔出しますよ!家も近いし!」笑。

「うん!サンキュー!夜はBARになるから、待ってるよ!」笑。

「BARいいっすね!じゃあゴッサン!また夜出直しますよ!」笑。

「オーケー!」笑。

【カーネル・サンダース物語】
わずか6席のレストランから始まったカーネル・ストーリー

早くに父を亡くしたカーネルが、工場で働く母の代わりに
料理をつくり始めたのは6歳の時でした。
一家を支えるために、10歳の頃から働き始め、
様々な職業を転々としたカーネルは、
40歳の時に、ガソリンスタンドを始め、
ほどなくして、お客様に食事も出そうと、
スタンド横の小さな物置を改造し、
テーブルひとつ、椅子が6席だけの
「サンダース・カフェ」
を始めました。
レストラン裏手の農場で採れた
新鮮野菜と、そこで育てた鶏を使って
カーネルが丹念につくるフライドチキン。
それは、たちまち評判となり、
毎日、長蛇の列ができるほどの
大繁盛店になります。
11種の秘伝のスパイスと
100%植物油を使って圧力釜で揚げる
「オリジナルチキン」が完成したのもこの頃です。

その後、カフェは、147席の大規模レストランへと発展し、
順風満帆でありましたが、カーネル65歳の時に、
近くに新しいハイウェイが出来、旧道とともに
人の流れから取り残された店は寂れてしまい、
店を売り払った彼に、残されたものは、
「オリジナルチキン」のレシピと圧力釜だけでした。

彼は、古いフォードにその圧力釜とスパイスを積み込んで、
旅に出発します。

行く先々のレストランで、
フライドチキンを揚げて見せ、
店主が気に入ったら調理方法を教え、
代わりにチキン一羽につき5セントの
特許権使用料を払ってもらう。
現在でいうフランチャイズシステムが
この時に生まれました。
カーネルのチキンは各地で喝采を受け、
1963年には600店を超えるまでになりました。
手作りの味、心のこもったサービスという
カーネルの信念は、今も、強いこだわりのもとで、
守られ続けています。

現在、KFCは、70ヶ国14,000店に近い
フードサービスチェーンに発展しています。

【天風さんの教え】
「生まれながらに」
人としてこの世に生まれ、
人間として人生を生きるために、
第一に知らねばならないことは、
人間の”いのち”に
生まれながら与えられた
生きる力に対する法則である。
自分の命の中に与えられた、
力の法則というものを、
正しく理解して人生を生きる人は、
限りない強さと、
歓喜と、沈着と、平和とを、
作ろうと思わなくても、
出来上がるようになっている。
一番先に我々はそれを知らなければならない。

ABOUT ME
文章bunsho
・1958年生まれ フリーブロガー・趣味〜サーフィン(若い頃) 80年卒業後、薬品会社勤務の後83年脱サラ会社起業~現在に至る。傍ら縁あって出会った天風哲学を独学実践。還暦を機に法人解散しフリーランス活動中。 海とトラッドを愛し笑顔で暮らす。
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