”悩むな、考えよ”を座右の銘に、
齡63歳の黄昏ブロガーが綴る【悩むな、考えよ】どうぞお気軽にお読みいただければ。為にはなりませんが、何か?笑
苦をも楽しく~天風哲学の目的は、
たとえば身に病があろうが、なかろうが、
或いは運命が良かろうが、悪かろうが、
その他の人生事情の如何にかかわらず、
いついかなる時でも、一切に対して、
その心の力で、”苦を楽しむ”の活きる生き方にある。
と天風は教えています。そして、
そういう生き方をするにはどうしたらいいか、
それには、何をおいてもまず第一に、
人生に対する考え方を”積極的”にしなさいと教えています。
そしてその、”積極的”考え方とは、
”清く””尊く””強く””正しく”
生きることだと教えています。
自分の住む現在の人生環境や、また世界を、
いやらしいとか、いとわしいとか、思うような人、
或いは健康に快さを感じないような人があるなら、
その人くらい不幸な人生に生きている人はないといえる。
反対に、現在の自分の住む世界や環境が、
たとえ他人から見てそう大したものではない
と思われるようなものでも、
自分が心の底から真に満足し、
感謝して活きているとしたら、
その人は常に幸福の中で恵まれて活きている人である。
と教えています。
天風が13歳の時に、
あ~人間はこうでなければいけないなあ~と胸を打たれた、
江戸時代初期の陽明学者熊沢蕃山の名言
”憂きことのなおこの上に積もれかし、限りある身の力ためさん。”
”憂きことよ、なおこの上に積もれ積もれ。俺は、決して、それに負けはしないぞ。”
という気持ち。現在の時代の人は、
悠長に育っている場合が多いものだから、
苦しみを楽しみとはなし得ないで、
楽しみは楽しみ、苦しみは苦しみと、
別にしてしまうから、
今の世の中、苦しいことばかりで、
楽しいことなど、どこにもないという。
その苦しみを楽しみに振り替える心持ちというものが、
人間として、ぜひ必要だからこそ、
天風哲学では、この点に主力を注いでいるのだ。
と教えています。
今をときめく、
全英女子オープン優勝から大フィーバーの渋野日名子女子プロゴルファー。
~「地味な練習をいかに笑顔でできるか」
渋野プロのコーチ青木翔コーチが語るのは、楽しむことの大切さ!
「渋野プロにとって、ゴルフは仕事であって、
辛いこともたくさんあります。
私が課す練習は地味で精神的にもきついものが多いです。
だからこそ、いつも笑っていられるように、
彼女が楽しめるということは、
私自身も楽しくないと、
そんな空気は作れないので、
何より私自身が楽しむようにしています。
地味な練習をいかに笑顔でやり続けて、
いかに強いバックボーンを作るかが大切だと思います。」(青木コーチ)
楽しいから、地味な練習を続けられる。
楽しんでいるから、周りの人も応援したくなる。
ゴルフ=仕事を楽しむ。
青木コーチと渋野プロの師弟が実践する笑顔の力で強くなる。
(みんなのゴルフダイジェストより引用。)
メジャーリーガーの大谷翔平選手が天風哲学を信奉するように、
やはりアスリートの方達は、
一般人に比べて、
苦しみ、辛さというものが
目に見えてわかりやすいので、
もしやすると、
青木コーチも現役のゴルファーの時や、
コーチ初期の時には、
かなり苦労したみたいなので、
天風哲学に触れる機会が
あったのかもしれないですね。
ここまで書いてきて、私が思うのは、
苦をも楽しむことの根っこには、
やはり好ましいという気持ちが根っこになければ、
始まらないと思います。
渋野プロの根っこには、
ゴルフが好きという気持ち、
そして青木コーチに対する人としての好ましい信頼の気持ち、
また、天風哲人の説く哲学の根っこには、
自分を信じる、自分を好ましく思う気持ち。
その上でこそ、
”苦をも楽しく”が実践できるのだと思います。
その上で、
黄昏時を迎えた我が身に照らしたときに、
”苦をも楽しむ”気持ちを
”老いを楽しむ”気持ちにおきかえて今を生きる【老楽の流儀】
人生を考えるすべての皆さんへ!
「悩むな、考えよ」